ガラスの定義
- 主成分は、二酸化珪素(SiO2)
- 溶融物(SiO2が主成分)を結晶化することなく、冷却して得られる無機材質
- 二酸化珪素(SiO2)以外の成分の割合や製法によって、ガラスの性質が決まる
参考:ガラス=非結晶体。水晶=結晶体
Features and Types
ガラスの定義・特徴・種類・性質をご案内いたします。
透明 | 表面の状態により不透明に見えることもあるが内部は透明 |
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硬い | ガラスは鉄より硬い。(鉄:5 / ガラス:5.5 / ダイヤモンド:10) |
薬品に強い | HF、熱アルカリには侵食される |
光を通す | 可視光線の90%以上を透過。一部例外有り |
電気を通さない | 工業用絶縁物として使用される |
熱を伝えにくい | 温まる速度は鉄の50分の1以下 |
割れる | 力を加えた際、伸びる、凹む、曲がるでは無く、一気に割れる |
ガラスの種類は、化学成分・用途・製造方法などで分類されます。当社で扱いの多い代表的なガラスをご紹介いたします。
種類(正式名称) | 別名・俗称 |
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石英ガラス | シリカガラス、クォーツ、石英 |
硼珪酸ガラス | パイレックス、テンパックス |
鉛ガラス | X線遮蔽用ガラス クリスタルガラス |
ソーダ石灰ガラス | ソーダライムガラス 青板(並ガラス) |
ガラスに含まれるSiO2の割合により、ガラスの性質は大きく異なります。
種 類 | 特 性 | |
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軟化点 | 最高使用温度 | |
石英ガラス | 1730℃ | 1000℃ |
テンパックス | 820℃ | 450℃ |
青 板 | 720℃ | 100℃ |
石英ガラス テンパックス 青板